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移住コーディネーター

and iwate

「岩手のお母さん」との出会いで大船渡にⅠターン移住

大船渡市へ
Iターン

地域おこし協力隊

臼山小麦さん

(長野県出身/2022年5月移住)

長野県出身。東京都立大学都市教養学部卒業後、新卒で(2022年5月)大船渡市に移住。地域おこし協力隊としてICT利活用推進をテーマに活動中。(2023年度取材)

「100年後に引き継ぐまちづくりを一緒にしませんか?」に惹かれ、リュック一つで大船渡へ。

「色々な土地に暮らし、自分の視野を広げたい!」と思っていた臼山さんは、大学最後の2年間、旅人として日本中を回っていました。その旅の中で出会ったという大船渡市。きっかけは、県が実施する「ふるさとワーキングホリデー」だったと言います。「100年後に引き継ぐまちづくりを一緒にしませんか?」というキャッチコピーに衝撃を受け、リュック一つで大船渡へ足を運びました。
そこでのインターンを通して、様々な大船渡の人と出会い、「なんでこの町の人はこんなにも活気があるのだろうか。」と感銘を受けたのだとか。震災からたった数年でここまで新しいことが根付き、今まであったものもまた一から作り始める。そんなことができる地域の人々に魅了されつつ、1か月間のインターンは終了します。

本来はそこから別の土地にまた旅をする予定が「大船渡にもう少し居たい」と思い、住み込みでホタテ養殖のアルバイトをすることにしたそう。そこでも「大船渡の大人たちが活気にあふれ、輝いて見えましたね。もともと海産物が大好きなんですが、養殖の仕方も、ホタテの稚貝を岩手からは流通できないといったことも知らなくて。毎日驚きと発見でした。とても楽しかったです。」と当時を振り返ります。

そしてまた旅の続きに戻った臼山さん。大学卒業後の進路として、福岡のIT企業への就職が決まっていました。しかし、大学卒業間近、会社都合での内定取り消しを受けます。
そんな中で大船渡を再訪。第2の故郷だと思っていた大船渡には成長した自分を報告する予定が、1年経ってもインターンの頃と自分が変わっていない現実に、あまりに悔しくて涙が出てしまったそう。「その時に、岩手のお母さんと呼んでいる(インターン時代にお世話になった)方が『大船渡で働く選択があるのなら小麦のために動くよ』と、その日のうちに三つの仕事を探してきてくれたんです。自分の志と能力を身近で見ていてくれた人が、こうして受け入れてくださったことが本当に嬉しくて。」と涙ながらに語ってくれました。この出来事が大船渡に移住した大きな理由とのこと。「岩手のお母さん」のような大好きな人たちが暮らす大船渡のまちづくりに携われたらと思い、地域おこし協力隊を選んだそうです。

複合商業施設キャッセン大船渡で。

ホタテ養殖のアルバイトをした経験も。

 

ファーストキャリアでこの経験は唯一無二
大船渡市地域おこし協力隊

臼山さんの協力隊ミッションはICT利活用推進。この分野では、最初から自分で活動計画を立てる必要があります。市の総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略を見て、「ICTのツールを使用し、どこにアプローチできるか」、「その成果はどうしたら分かるのだろうか」といった視点から活動を組み立てていきました。「これで合っているのだろうか」、「大船渡に何か還元できているのだろうか」と葛藤する日々が続いたそうです。「ただ、この経験は唯一無二だったと思います。もし大学卒業してすぐ一般企業に入っていたら、なかなか経験できなかったと感じる、貴重な機会でした。」と語ります。

また、人口の少ない地方だからこそ、「移住者」というアイデンティティが一つの武器になる可能性にも言及。起業したい人や個人で頑張りたいという人にとって、地方移住のメリットは大きいと考えているのだとか。「現状維持は衰退だと思っています。」と話す臼山さん。これからも様々なことに挑戦するため、日々学び続ける意欲を持っています。

リュック一つ様々な場所へ。

Q&A

移住を考えている人に一言

一度来てみてほしいです!少しでもご興味があれば、一歩踏み出すことをお勧めします。環境が変わると考え方も変わります。移住を重く捉えず、気軽に足を運んでみてください。

移住の方法は?

私が引っ越す時は自家用車に洗濯機と冷蔵庫を載せ、服や日用品はリュック一つ分にまとめて来ました。リサイクルショップ等で家具家電は安価に手に入るので、正直、携帯と財布さえあればどこにでも行けると思います。

休日の過ごし方は?

泳ぐのが好きで夏はとにかく泳いでいました。何も考えずひたすら泳ぐと心が浄化されます。今年は越喜来でシュノーケリングをしましたが、ものすごく楽しかったです。シュノーケリングといえば熱帯魚やカメなどを想像すると思いますが、三陸の海はまた一味違いました。ヒトデやアワビやウニがこんなにもきれいに見えるのかと興奮しました。

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