イーハトー部に入ろう!|いわて移住定住ポータルサイト

メルマガ登録 ふしぎの国・いわて

移住コーディネーター

and iwate

子どもと関わる仕事を求め、
様々のつながりを経て決めた移住

葛巻町へ
Iターン

くずまき山村留学生寄宿舎の山村留学生支援員(元地域おこし協力隊)

小西まどかさん

(大阪府出身/2020年移住)

大阪府出身。子どもの頃から野外活動が好きで、社会人になってからは小学校のサッカーやフットサルのコーチをしていた。子どもたちと関わる仕事を求め、岩手県に移住。葛巻町地域おこし協力隊に応募して山村留学生の生活を支援するハウスマスターとして活動。現在も山村留学生寄宿舎の支援員として、また地域のサッカー少年団のコーチを続けるなど、地域との繋がりを大切にしている。(2023年度取材)

つながりを感じ、葛巻町への移住を決意
高校生をサポートする「地域おこし協力隊」の活動

岩手県北部に位置する「ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」葛巻町(くずまきまち)。くずまき山村留学生寄宿舎で山村留学生支援員として活躍している小西まどかさんは、「人と空気感」が町の魅力と語ります。
「岩手県の人ってなんか優しい。以前は閉鎖的なイメージがあったんですけど、飛び込んでみたら、受け入れてもらえる。物だけでなく、親切だったり、本当にたくさんのものをもらってる感じが移住してきて3年半ですけれど、ずっとあります。いろんな人に親切をもらってばっかりだなって・・・」

2020年4月に、出身地の大阪府から移住した小西まどかさんは、地域おこし協力隊「くずまき山村留学生寄宿舎ハウスマスター」として着任。岩手県立葛巻高等学校に通うくずまき山村留学生が生活する、山村留学生寄宿舎でハウスマスターとして、生徒をサポートする活動を行いました。
「20代の時に、キャンプのインストラクターみたいなことをしていまして、子どもたちを連れてキャンプに行ったりとか野外活動したりするリーダーのボランティアをしていたんです。サッカーを教えることもやっていて、ずっと子どもたちに関わっていたんです。」と振り返ります。
会社勤めで40歳を契機に、本来思い描いていた子どもたちに関わる仕事をしたいと思い、ジョブカフェいわてでキャリアカウンセラーから紹介してもらったのがきっかけで地域おこし協力隊というものを知り、「くずまき山村留学生寄宿舎ハウスマスター」の募集を見つけて応募することになります。
前職はガラス瓶メーカーで勤務し、くずまき高原牧場の牛乳瓶を配送する仕事もしていた。岩手県に友人がおり、定期的に岩手を訪れており、葛巻町にも来たことがあったなど、応募に至るまでに町と様々なつながりがあったと感じました。
「10年近く毎年岩手に通ってる間に何か自分になじむ感じがあったんですね。ここ住みたいなっていう、空気感とか、話しやすいっていうか。何も壁がなく、ぽんと入って、迎え入れてもらえた感じがあったので、そこが自分にぴったりでした。」

ハウスマスター募集の広告を見て、1~2週間後に町の見学に来た際、1月の寒さが厳しい時に初めて町の様子を見て、「まちなかの人がみんなで雪かきしてるんですよね。冬で寒いけど、人が誰も外に出てないんじゃなくって、みんなそうやって働いてる。外で雪かきしてるっていうのを見て、ここだったら住めるって思ったんです。だからそれで、何の不安もなくなって、雪道運転したことがないとか、不安もあったんですけれど、でも、住めないとか、生きていけないような不安は何もなかったんです。」と移住する決め手だったと振り返ります。

高校から帰ってくる生徒を迎え入れています。生徒の笑顔がなにより嬉しい。

 

住民の温かさに助けられながら
隊員卒業後も地域とのつながりを大切に

学生時代から社会人になってもずっと少年サッカーのコーチを続け、休みの日には、町のサッカースポーツ少年団の試合に行ったりしています。そのきっかけも町の広報などで、「サッカーがやりたい、子どもたちとサッカーやってた」という話から、スポーツ少年団の監督から声をかけてもらいました。誰かが声かけてくれて、輪に入れてもらえて、いろんなコミュニティの中に入ることができる。くずまき秋まつりに参加した時も周りの方々からつながって参加することができました。
地域住民とうまく関わるには、「教えてと、なんでも聞いてみることかもしれません。」と言います。
「声掛けてもらったときに教えてって言えばさらにそこから話が深まったり、何かわからない!って言うのは大事かなと思います。葛巻の人は教えてって言われると仕方ないなってやってくれたり、いい意味でおせっかいな温かい人が多い印象です。」

協力隊卒業後も引き続き、山村留学生寄宿舎の支援員として生徒と関わる仕事をしています。山村留学生寄宿舎での仕事の魅力は、「生徒の成長が見える」ところで、入学から卒業までの時期をずっと見ているので、大小に限らず成長が見えることです。
「生徒たちがにこにこ、キラキラ笑って、何でもない雑談でもいいんですけれど、とりあえず笑ってるのが好きなので、学校から帰ってきたときの『ただいま』っていう時の声が元気だったりとかしたらもうそれで満足。そこから学校であった楽しかった話とか教えてもらえたらもう最高ですね。」と笑顔で生徒と関わることの魅力を話します。
「生徒の伴走者という立ち位置で生活のお手伝いをする。一歩引いた立場で何かあれば一歩前へ。臨機応変な距離感があれば、そういう方がこの仕事には向いているのではないか。あくまで主役は山村留学生です。」

寄宿舎での活動の様子

くずまき秋まつりに参加した際に撮影

Q&A

利用した移住支援制度はありますか?

町の移住者向けの生活スタートの支援として、「若者定住奨励金」をいただいたり、住まいは「定住促進住宅」を利用し生活しています。そのほか、移住前に町に移住相談などで来町した際の経費の一部を「いらっしゃいくずまき暮らし体験支援事業」で支援いただきました。

くずまき山村留学制度とは?

町では全国から岩手県立葛巻高等学校に入学する生徒を募集しています。大自然に囲まれた高原の町「くずまき」で積極的に学ぶ意欲的な生徒をお待ちしています。高校に近いところに寄宿舎があったり、葛巻高校生が無料で利用できる「葛巻町学習塾」などの施設を有しています。

現在、移住を検討している方にメッセージを

その地域を知らないからこそ、飛び込んで何でも教えてって言ってみてください。周りにいる方が何とかしてくれます!そのためにもまずは、移住検討先に知り合いを作ると、その地域のことも深く知れますので良いと思いますし、自分のコミュニティを広げることにもつながります。

ページの先頭へ