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移住コーディネーター

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地域おこし協力隊として、ふるさとへ。
スキルをいかして自分らしく働く・暮らす

北上市へ
Uターン

髙橋裕子

北上市地域おこし協力隊

髙橋裕子さん

(北上市出身 / 2016年に移住)

(2017年度取材)

岩手に戻るためには
「やりたいこと」も重要だった

「いつか岩手に帰りたい、という気持ちはずっとありました。でも、自分のやりたいことをして暮らしたい、という想いも強かったんです」。高校まで北上市で過ごし、山形県の大学でプロダクトデザインを学んだ髙橋裕子さん。大学院を卒業後、岩手に帰ることも考えましたが「学んだことをいかして経験を積みたい」と東京で就職。グッズの企画会社でデザインを担当した後、伝統工芸品やクラフトを扱う会社に転職。仕入れや企画、店頭での接客やポップづくりまで、店の運営全般に携わりました。
「全国の工芸品や作り手を発掘する仕事をしてみて、自分が思った以上に岩手を知らないことに気づいた」と話す髙橋さん。仕事にやりがいを感じていたものの、だんだん「岩手で暮らし、もっと岩手を深く知りたい」と考えるようになり、2014年頃からUターンに関する情報を集め始めたと振り返ります。
「岩手に戻るにしても、自分の経験やスキルをいかしたいという気持ちがあったので、そのための方法を模索しました。東京で岩手にゆかりのある人の集まりに顔を出したり、岩手への移住体験ツアーに参加したり。岩手に関わる人とのつながりが広がるにつれて、Uターンへの思いも現実のものになっていきました」

髙橋裕子

同僚でもある「地域おこし協力隊員」と打ち合わせ。それぞれのスキルや知識から、楽しいアイデアが生まれていく。

大人になって気づいたふるさとの魅力。
もっともっと見つけていきたい

「岩手とのつながりができてきたし、あとは行動するだけ。そう思っていましたが、やってみたいと思う仕事がみつからなくて…。そんなとき、地域おこし協力隊の募集を知り、背中を押された気持ちになりました」
髙橋さんが応募したのは、地元・北上市の地域おこし協力隊。観光という分野で「自分のスキルをいかして活動できる」という募集内容に魅力を感じたと話します。無事に採用が決まり、2016年8月、地域おこし協力隊員として着任。現在は北上観光コンベンション協会にデスクを置き、お土産品のパッケージデザインや販売促進を手がけています。

髙橋裕子

ブルーベリー園に囲まれた「cota cafe」は、お気に入りの場所のひとつ。「ちょっと車を走らせると、こんなすてきな場所があるんですよ」。

「自分のスキルをいかしながら、地元の魅力を引き出す仕事。いろんな人と交流もできて楽しい」と髙橋さん。今年6月には、仲間と3人で会社も立ち上げました。「おもしろいことをやろう、ということだけ決まっていて、具体的な活動はこれから。今から楽しみです」と笑顔。岩手で自分らしく暮らすためのベースづくりも、着々と進んでいるようです。
「大人になって北上に戻ってきて、いいところがこんなにあるんだと気づかされました。自分で車を運転できるようになって、行動範囲が広がったのが大きいのかな。お酒の楽しみ方も覚えましたしね」。まだ知らない地元の魅力を、これからもどんどん見つけていきたいです、と話してくれました。

髙橋裕子

花巻の協力隊と2人でプロデュースした、地元のお土産セット「いわて盛り」。パッケージやポップのデザインも髙橋さんが担当した。

Q&A

生活費は安くなりましたか?

東京時代とそんなに変わらない、というのが正直なところ。車の維持費やガソリン代、灯油代など、田舎暮らしだからこそかかる費用があるので。「生活費が安くなる」と期待し過ぎないほうがいいと思います。

Uターンに必要だと思うことは?

いろんなイベントや集まりに参加して、地元の人と交流したのはよかったと思います。そこからいろんな情報が手に入るようになったので。知り合いがたくさんいたほうが、暮らすのも楽しいですしね。

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