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みやっこハウス(NPO法人みやっこベース)

子どもたちが希望と意志を持つきっかけ創りを地域から

宮古駅近くの末広町花の木通りに、高校生のためのフリースペースとし2014年にオープンした「みやっこハウス」。設立10周年を迎えた昨年(2023年)に大幅リニューアルを実施。お子さん連れも利用しやすい小上がりのスペースや、一人で作業に集中できる壁際のカウンター席などを増設し、フリーWi-Fiや電源も完備するなど、赤ちゃん連れの親子から社会人の若者までもが集まれるフリースペースとして様変わりしました。ハウスを運営するのは、宮古の子ども・若者たちの社会参加をサポートするNPO法人みやっこベース。ハウスの利用者は高校生がメインですが、大人や移住者の方も歓迎するとスタッフの坂本紗綾さんはお話しします。
「みやっこベースは、震災後の地元の高校生たちの『復興の力になりたい』という想いを形にするサポートをするために生まれました。震災から10年以上が経過し、中高生たちを取り巻く環境や課題も変化しています。子どもたちが先生ではない大人と交流したり、学校ではない場所で活動をしたりして、社会に触れ、自分の未来を選択できる大人になってほしい。そのきっかけ創りに、幅広い世代の方々に関わっていただきたいです。」

みやっこハウスのリニューアル後に始めたことの一つが子育て世帯向けの「親子支援事業」。中高生の利用者が少ない平日の午前中を乳幼児連れの親子向けにも開放しています。また、保護者向けのイベントとして「ママ・パパのリフレッシュじかん」を開催。お子さんを託児スタッフに預けて、保護者同士でゆっくりと宮古での子育て情報を交換しあう機会を設けました。
働く若者世代を対象としたのは、新社会人たちの合同研修「ルーキーズカレッジ」。コミュニケーション研修など社会人に必要なスキルを学ぶだけでなく、研修を通して生まれるプライベートな繋がりにも狙いがあると言います。
「宮古地区で就職しても、社内に同期入社の仲間がいない、年の近い先輩社員がいないという不安を持つ若者は少なくありません。そこで企業の垣根を超えて、仕事の悩みを共有したり、話し合ったりできる“地域同期”となる同世代のコミュニティを作ってほしいという目的があります。Iターン入社で宮古に来た方にもぜひ参加してほしいです。」

みやっこハウスで活動するスタッフは、長期インターン生として参加している大学生も多く、今年度は愛知県・長崎県・沖縄県出身の大学生の参加があったそう。ギターを趣味とする利用者の方が、沖縄出身のインターン生に三線を教えてもらったり、スタッフに山形出身者と宮城出身者がいた時は、芋煮会を開催して山形風・宮城風の2種類の芋煮を味わったりなど、県外の出身者や在住経験がある仲間が多いからこそ生まれるイベントも多いとお話しします。
「様々な経歴・業種の仲間が集うので、ユニークなアイデアが生まれています。地域の方々には、イベントのお手伝いをしてくださるボランティアはもちろん、『みやこ大人図鑑』というイベントのゲストとして、ご自身の人生史を中高生たちにお話しして下さる方も募集しています。宮古市のイベント情報なども提供していますので、まずは一度、みやっこハウスに遊びにきてみてください。」

(2024年度取材)

スタッフのみなさん。前列右から2人目がお話を伺った 地域教育事業部・坂本紗綾さん。

 

みやっこハウス内で行った「親子支援事業」の様子。

 

小学生と保護者が対象のイベント「みやっこファーム」。年間15回にわたって種まきから収穫までを体験。

 

中高生たちに人生史を伝える「みやこ大人図鑑」。この回は移住者(Iターン)の方がゲストに。

 

[お問い合わせ先] NPO法人みやっこベース
HP:https://miyakkobase.org/
SNS:
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